バックカントリースキーで「道に迷った」 イタリア国籍3人「110番」県警ヘリ、地上から捜索へ…しかし現場で「救助断る」 県警は大使館に「厳重指導」申し入れ この日は能登半島地震で被災地に人員出しやりくりで苦労
1月2日、長野県白馬村の八方尾根で110番通報したイタリア人スキーヤーのグループが現場で警察官の救助を断っていたことがわかりました。 長野県警によりますと、1月2日、八方尾根でバックカントリースキーをしていたイタリア人3人から「道に迷った」と110番通報がありました。 翌3日に県警ヘリと地上からの捜索隊が出て上空から3人を発見した警察官が現場に下りたところ、いずれも無事で、「ノーレスキュー」と救助を断り、自力で下山したということです。 長野県警は1日に発生した能登半島沖地震で被災地に人員を出し、やりくりに苦労している中での出来事で、県警はイタリア大使館に「厳重な指導」を申し入れたということです。 2023年の1年間に長野県内で発生した山岳遭難は302件、332人と、統計を開始した1954年以来最多となっていて外国人は29人と全体の9パーセントを占めています。