【修斗】日中対抗戦でも圧巻フィニッシュ!スーパー高校生・中池武寛、その強さとは
5月19日(日)東京・ニューピアホールで開催された格闘技イベント『修斗×YFU 7対7 日中対抗戦』のフライ級マッチでは、“スーパー高校生”と称される中池武寛(パラエストラ小岩)がロ・ジュンヨン(中国/Team YFU)にパウンド連打で圧巻のTKO勝利を飾った。今後を期待される中池とはどんな選手なのか。 【フォト&動画】中池の衝撃デビュー戦!怒涛のパウンド連打でKO 中池は07年4月生まれの17歳で、今春から高校2年生になったばかり。それでも6歳からMMAを始めたという中池は、昨年高校1年生ながら全日本アマチュア修斗フライ級で優勝。その後のインタビューで「平良達郎をフルボッコにしたい」と強気な発言をしたことでも話題となった。 昨年11月、プロに昇格し本多“弥彦”直樹にKO勝利。今年4月には蒔田Gandhi伸吾にわずか38秒の秒殺KO勝利と勢いに乗り、今回は3戦目にして、修斗と中国最大の格闘技団体『YFU 武林笼中对』との日中対抗戦に抜擢された。 試合は1R、中池がスクランブルからジュンヨンにギロチンチョークを狙うが、ジュンヨンは極めさせない。スタンドでは、右ハイキック、ストレートと攻める中池にジュンヨンはサウスポーから左フックを返す。 続く2R、左右ローを当てるジュンヨンにリーチで優る中池はストレートで対抗。ジュンヨンはテイクダウンするが、中池は下から足関節を狙って体を起こし、上下を入れ替えるとバックにつき、そこからパウンドを連打。身動きできないジュンヨンを見てレフェリーが試合を止めた。 戦績を3戦3勝(3KO)とした中池。勝利マイクでは「これからもっと強い相手を倒していくので、もっと強い相手を当ててくれればと思います」と自信たっぷりにコメント。 試合の解説を務めたレジェンドの岡見勇信は「打・投・極素晴らしい!」、また修斗2階級同時王者の新井丈も「下になってもスクランブルになっても怖さを感じてなさそう、世界を目指せるであろう特にヤバい若手」と全局面で勝負できる中池を絶賛していた。 中池がこの先どこまで駆け上がって行くのか、さらなる活躍が楽しみだ。