瀬戸大橋線立ち往生、幅70センチの金属板を渡し乗客を横付けした列車に移す
今回のトラブルで、瀬戸大橋線は上下とも約12時間半運転を見合わせ、107本が運休し、約1万5000人に影響した。11日は始発から通常通り運行した。
同社は原因究明に向けて、切断した架線は持ち帰って本社で調べ、車両は多度津工場などで調べている。現場ではこの快速の約10分前に特急が通過しており、異常はなかった。同社は原因がわかれば、四国運輸局に報告する方針。
岡山駅までの運行や乗客への水や軽食の提供などで支援したJR西日本岡山支社の林秀樹支社長は11日の定例記者会見で、「お客様の被害を最小限にするため、今後は(定期的に行っている)JR四国との合同訓練の中で、非常時の意思決定の仕組みについても整えていく必要がある」と話した。