なぜ呼ばれない!? 日本代表に招集したかった選手(3)追加招集もなし!? 3バックなら呼ぶべき…。欧州で輝く鉄人
FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表の勢いが止まらない。予選3連勝を飾り、現在の森保ジャパンのレベルの高さは誰もが認めるところだが、一方で、ファンの間で「なぜ呼ばれない?」と議論の対象となる選手も存在する。今回は、日本代表に招集したかった選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:渡辺剛(わたなべ・つよし) 生年月日:1997年2月5日 所属クラブ:ヘント(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:10試合0得点1アシスト ベルギーで充実したシーズン序盤戦を過ごしている渡辺剛も、森保ジャパンへの招集待望論が多い選手の1人だ。 2022年1月にFC東京からコルトレイクに完全移籍で加入した渡辺は、2023年7月にヘントへとステップアップ。2024/25シーズンはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)で主力センターバック(CB)として10試合に出場しているだけでなく、第4節・ウェステルロー戦ではキャプテンを託されるなど、チームをけん引する存在として大きな期待を受けている。 渡辺は、ヘントで主に3バックの中央や左を任されている。FIFAワールドカップ26・アジア最終予選を戦う日本代表も攻撃型3バックをメインシステムに採用しているため、渡辺の重要性は高まるはずだった。 しかし蓋を開けてみれば、9月シリーズに続いて10月シリーズでも渡辺は森保ジャパンの招集メンバーから漏れた。ヘントでの躍動ぶりからすれば、連続招集外は意外だった。 結果論ではあるが、代表メンバー入りしていた20歳のCB高井幸大が10月5日の明治安田J1リーグ第33節・FC町田ゼルビア戦で負傷。代表不参加となり、急遽関根大輝を追加招集することになった。 関根はCBもこなせるが、柏レイソルやパリ五輪(パリオリンピック)のU-23日本代表では右サイドバック(SB)を担当していた人材だ。“3バックマスター”の渡辺を招集していれば、森保一監督は今回の不測の事態にも余裕をもって対応できたかもしれない。
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