移住者争奪戦国合戦? 長野県が大阪市内で移住相談週1開設
早めにリタイアして悠々自適のいなか暮らしへ
この男性の相談時間も、やはり1時間に達していた。移住への思いは人それぞれ異なるが、夢のプロジェクトである点では通じ合う。 「欧米では少し早めにリタイアして、悠々自適のいなか暮らしを楽しむライフスタイルが定着しています。そろそろ日本でもアーリーリタイアメントの機運が醸成されれば素晴らしい。大阪や東京などの都市圏から近い長野は、これからのいなか暮らしに適しています」(松田移住推進員) 同センターでは全国各地の自治体関係者と移住希望者が交流できる移住相談会を開催してきた。長野県が相談窓口の週1開設にいち早く動いたほか、関西人に現地の暮らしぶりを実感してもらう移住体験ツアーなど、 一歩二歩踏み込んだ移住推進事業を打ち出す自治体が増えつつある。地方創生とも連動する移住推進合戦、今年は過熱しそうな情勢だ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)