計4億円超の不正請求を認定…障害者施設運営『恵』愛知県等が指定取消処分 生活の場なくす利用者からSOSも
愛知県や各市町村は利用者の引っ越しを支援する方針ですが、受け入れは簡単ではなさそうです。 友の家ホームにほ支援員の寺西さん: 「居室は2階に4部屋、3階にも4部屋、合計8部屋、8名の方が住んでいらっしゃる」 名古屋市の社会福祉法人「名北福祉会」は市内5カ所のホームを運営していますが、いずれも満室です。
友の家ホームにほ支援員の寺西さん: 「本当に困る人がいっぱい…どうしてあげたらいいのかも分からない、こちらも。どこまで手助けができるのかなと思うんですけれど」 愛知県を中心に23のグループホームなどを運営している「ビジョナリー」の丹羽悠介社長は、恵の施設の運営を引き継ぐことも考えたいとしていますが、そこにもハードルがありました。
ビジョナリーの丹羽悠介社長: 「スタッフの確保です。今いらっしゃるスタッフの方々がそのまま働いてくれるかどうかも分からない。けっこう重度の方を見ていたといううわさも聞いていますので、この方々がどんな特性で、今いらっしゃる利用者さまの把握にもかなり時間がかかる。けっこう大変じゃないかなと思いますね」