15周年を迎えた倉木麻衣「デビュー曲を超えたい」
■スランプからイギリスへ留学も 幼少期に、祖父の影響でカラオケを歌ったことで、音楽に目覚めて、中学時代にマイケル・ジャクソンのミュージックビデオを見て、音楽を体で表現すること知る。そこから鮮烈のデビューを経て、現在に至る。「音楽が好きで好きで、それでずっとやってこれた」というが、スランプもあった。「去年くらいに、歌う喜びが見出せなくなったことがありました。考えすぎたというか。 新曲を作るとき、このままでいいのかな、もっとうまく歌えるのかなとか。ステージに上がるのも無理かなって思って、少しお休みをいただきました」と、イギリスへ短期留学。「へこんだまま、イギリスに行ったのですが、自分自身を見つめ直すと、音楽は変わらずあって、希望にもなってくれた。『音楽をやめたいかも』、『でも続けたい』って気持ちはあって。やめたら後悔が残る。だから、自分だけじゃなくてみんなが頑張れるよう、そういう曲を作りたくなって『Wake me up』を書きました」と、再スタートする。 ■歌が恋人くらい言っていいと思う 「とにかく、ピュアでありたい。歌、ライブに対して120%で全力投球させる、どんなに悪くても、自分自身やファンを裏切りたくない。15年やってきて、歌が恋人くらい言っていいと思うので、その恋人が嫌いにならない限り、ずっとやり続けたい」。表面上の、華やかさとは対照的に、音楽への思いは泥臭く、ひたむきさを持ち続けている。 倉木麻衣15TH ANNIVERSARY SPECIAL PAGE