会場改修で今年は中止 9月恒例の健康フェスティバル 三重・松阪
クラギホールは年度内休館
三重県松阪市などは、毎年9月に川井町のクラギ文化ホール(松阪市民文化会館)などで同時開催してきた「健康フェスティバル」と「救急医療を考える集い」の本年度の中止を決めた。メイン会場となる同施設が改修工事中のため判断した。 健康フェスティバルは市と松阪地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会など14団体で組織する実行委員会(委員長=平岡直人松阪地区医師会会長)が主催。同ホール、農業屋コミュニティ文化センター(松阪コミュニティ文化センター)、子ども支援研究センターや駐車場など一帯を会場に毎年、市民の健康づくりに関するさまざまな催しが行われる。 昨年度は9月10日、コロナ禍を経て4年ぶりに開催し約3500人もの市民が来場。主催者は昨年2月、実績の書面報告という形で実行委員会を開催し、この時点で本年度の開催は「未確定」としていた。市では医師会らと協議を重ね工事中のクラギ文化ホールを除き、内容を縮小した形での開催なども検討したが最終的には中止を判断した。 改修工事に伴う来年3月末までの休館期間を経て、来年度以降は通常開催に戻す予定。 市健康づくり課では「また次年度には開催していきたいのでたくさんの方に来てもらいたい」としている。