「仮面ライダーギーツ」簡秀吉&杢代和人、最後の物語で見せる新たな関係性 共に歩んだ英寿と道長へ「もっと笑えよ」
簡:杉原監督の前でお互いいいお芝居ができたのですが、あの回はロケだったこともあり、環境の問題で何度もテイクを重ねていたので、集中力との闘いでした。
杢代:その当時、忙しくさせて頂いていた時期で、本番が終わった後の記憶があまりないんです。周囲にいた方の話だと、撮影後にバスへ戻る僕に飲み物を渡そうと、スタッフさんが声をかけたらしいのですが、全員の声が聞こえていなかったみたいで……バスに到着後、2秒で爆睡したそうです。その時のスタッフさんは「お芝居している杢代さん以外は、杢代さんじゃなかったです」と話していました(笑)。
主演が簡秀吉でよかった
Q:お二人は舞台挨拶などで軽快なボケ&ツッコミを披露していますが、中でも簡さんの天然ぶりは、ファンの間でも話題になっています。杢代さんだけが知る、簡さんの天然エピソードがあれば教えてください。 杢代:テレビシリーズ最終話、ラストカット撮影時のことです。レギュラーキャストが続々と一発OKを出し、最後に英寿のラストカットという流れで、信じられないくらいの方がギャラリーで見守る中、ヒデ(簡)が「一発で決めてくるわ!」と撮影に向かったのですが、緊張しすぎて、8テイクしていました(笑)。長回ししないカットは、テイクを重ねてもだいたい3テイクくらいで終わっていたので、8テイクは本当にビックリしました。
簡:「本番行きます!」という声がかかった瞬間、頭の中が突然真っ白になったんです(笑)! 本番2秒前まではセリフとか全て覚えているのですが、本番が始まったらフワッと飛んじゃって……。
杢代:それも含めて、最初から最後まで主演が簡秀吉でよかったと思いました。すごくいいシーンでしたし、面白かったです。
Q:1年間共に歩んできた英寿と道長に、何か声をかけてあげるとしたら?
杢代:道長の役年齢は僕より少し上ですが、「もっと笑えよ」ですね。クールな感じが道長の個性ではありますが、あれだけ個性豊かで愛されているキャラクターたちに囲まれているので、ツンツンせずにもっと笑って楽しんでほしい、と伝えたいです。