「ペントハウス」シリーズでお馴染みの“悪役”オム・ギジュン出演、最恐の復讐劇「7人の脱出」第1話の内容と見どころに迫る
「ペントハウス」の制作陣が手掛ける、富裕層の闇と韓国の格差社会に切り込んだドラマ「7人の脱出」。韓国内で問題となっているフェイクニュースやSNSでの誹謗中傷にフォーカスした復讐劇となっている。今回は「7人の脱出」第1話の内容とともに、見どころについても紹介していく。 【動画】大人気韓国ドラマ「ペントハウス」&「7人の脱出」特別ダイジェスト ■優しい義両親と暮らしていたダミが、突如実母に引き取られることに… 2018年9月、高校生のパン・ダミ(チョン・ラエル)は、田舎町で、優しい義両親に愛されて何不自由ない生活を送っていた。そんなダミのもとへ実母であるクム・ラヒ(ファン・ジョンウム)が突然現れ、“娘を引き取りたい”と言い出す。義両親は心臓病の手術を繰り返すダミのことを心配に思いながらも、「大事な娘なので全力で世話しますね」というラヒの言葉を信じて送り出す。 ダミも始めは義両親との生活を望んでいたが、ラヒが自身の手術代を肩代わりしてくれると聞き、義両親に負担をかけたくないという思いから、涙をのんでついて行くことに。しかし、義両親と離れ自宅に戻ると、ラヒの態度は一変。豪華な住まいにはしゃぐダミに対し、ラミは「家ではあまり会わないと思う」などと冷たく言い放つのだった。 場面は一転、芸能事務所・チェリーエンタの代表であるヤン・ジンモ(ユン・ジョンフン)は、従業員や所属タレントらと共にパーティーを楽しんでいた。すると突然何者かに襲撃され、ジンモは負傷して入院することになる。この暴動は、チェリーエンタの花形女優・スジ(イム・ボラ)が前事務所・テベクエンタから引き抜かれた腹いせに、テベクエンタ代表のカン・ギタク(ユン・テヨン)が襲撃を指示したものだと思われた。 しかし、なぜかそのニュースを見ながら大笑いするジンモ。実は今回の襲撃事件は、ジンモが暴力団員出身であるミン・ドヒョク(イ・ジュン)と手を組み、カン代表を陥れるために画策したものだった…。一見、ダミとは関わりがないように思えるこの事件と登場人物。果たしてどのように物語に絡んでくるのか…。 ■資産家の祖父に会いに行くダミ…ラヒの思惑が判明する 一方ダミとラヒは、ダミの祖父で莫大な財産を抱える資産家パン・チルソン(イ・ドクファ)に会いに行く。実は、ドラマ制作会社の代表として働くラヒは、チルソンの実孫・ダミを使ってドラマ制作の出資を持ちかけようと考えていたのだ。 しかし、チルソンの愛人で産婦人科医のチャ・ジュラン(シン・ウンギョン)の策略によって、ダミは糖尿病のチルソンに砂糖たっぷりのお茶を出してしまう。ダミは必死に謝るも、チルソンは「顔も見たくない」と大激怒。その後ダミは、チルソンの機嫌を取ろうとしていたラヒからも叱責されるのだった…。 ラヒに引き取られてからというもの、酷い仕打ちに遭い続けるダミ。彼女はソウルの転校先でもクラスメイトたちに“田舎者”とバカにされてしまう。そんなダミを見ていた学校の人気者ハン・モネ(イ・ユビ)は不敵な笑みを浮かべ、ダミに歩み寄っていく――。 ■「ペントハウス」シリーズでお馴染みの俳優オム・ギジュンも登場 第1話から波乱の展開が描かれる「7人の脱出」。ラヒはチルソンからの出資を受けるために、ダミを利用しようと彼女を引き取ったことが判明したが、ダミ自身もそのことに薄々気付いていく。そんな中、優しかった義両親のことを思い出して涙を流す姿は、胸が締め付けられるシーンとなっている。 また本作では、今後主に2人のキーパーソンが物語をかき乱していくことになる。まずはダミの転校先の人気者・モネ。親が金持ちで、クラスメイトたちにコスメの限定品などをばら撒く姿が印象的だが、彼女はなぜかクラスで孤立しているダミに近づく。もちろん単なる優しさや同情心でダミに近づくわけもなく…。今後モネがどのような影響を及ぼすのかは本作の注目ポイントだ。 そしてもう1人は、オム・ギジュン演じるマシュー・リーという人物だ。第1話には登場していないものの、大人気SNSツール「ティキタカ」の会長である彼は、物語に大きく関わってくる。ちなみにギジュンといえば「ペントハウス」シリーズのチュ・ダンテ役でもお馴染みの俳優のため、「ペントハウス」ファンにとって彼の“徹底した悪役ぶり”を再び楽しめる作品とも言えるだろう。 先の読めない展開が繰り広げられる韓国ドラマ「7人の脱出」は、動画配信サービス・Huluにて全話配信中。