映画ツウたちが選ぶ、10月最も見たい映画は、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』【月イチ!“ぴあテン”ランキング】
評論家、ライター、編集者など映画ツウたちが、最も期待している、見たい映画を投票で決定する「月イチ!“ぴあテン”ランキング」「これからみたい」映画ベストテンが発表になり、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が1位となった。 【動画】『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ファイナル予告 本ランキングは、26人の選者が2024年10月公開予定の映画の中から「これからみたい」作品を投票して決定したもの。 10月は、55ptを獲得した『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が1位に。「まさか作られるとは思わなかった『ジョーカー』の続編」(渡辺麻紀)、「衝撃的な前作を越えられるのか」(平辻哲也)など、大きな期待と不安が入り交じったコメントが寄せられた。 続く2位は、現代のアメリカで内戦が勃発するという『シビル・ウォー アメリカ最後の日』がランクイン。「近未来のアメリカ。国内の分断が進むと、このような悪夢が起きるかもしれない」(池上彰)、「リアルな戦闘シーンがすごい」(高松啓ニ)と衝撃の内容に多くの注目が集まった。 3位に入ったのは、シンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手掛け、中国の人気俳優が演じる『国境ナイトクルージング』。カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉に出品され称賛された。中国・北朝鮮国境の街で偶然出会った男女3人の5日間を描くこの映画に「異国情緒がどのような映像美を紡ぎだすのかに期待」(佐々木俊尚)と、アジアの若い才能への関心の高さがうかがえた。 10月はそのほか、馬琴を役所広司が、北斎を内野聖陽が演じる時代劇『八犬伝』、堂本剛が荻上直子監督と組んだ『まる』といった話題作や、特集上映《映画作家 ジャンヌ・モロー》で上映される『リュミエール』、ナレーションもテロップも音楽も使わない独自の「観察映画」というスタイルで世界的な評価も高い想田和弘監督が瀬戸内の“猫神社”をとりあげたドキュメンタリー『五香宮の猫』などがランクインしている。 選者26人の投票作品とコメントはぴあアプリ/WEBに掲載中。