“あてた相手が男の子だったら”“15分も泣かなければ”テニス・加藤未唯 海外メディア取材で失格後に起こったこと明かす
全仏テニスでボールパーソンにボールをぶつけたとして失格処分となった加藤未唯選手が、テニス専門サイト「クレイ」のインタビューに応じ、審判とスーパーバイザーから「ボールをあてた相手が男の子だったら問題はなかったと思うんだけど」と言われたことを明らかにしました。 【画像】加藤未唯 全仏OPでボールを当ててしまったボールガールと笑顔の2S 「失格になったときのメンタルは本当によくなかった。日本に帰ろうかと思っていました」 そう打ち明けた加藤選手。6月17日から25日にドイツのベルリンでの試合が行われていたときに「クレイ」の取材に応じ、全仏で何があったのかを打ち明けました。 「私は相手がサーブできるようにボールをボールキッズに渡しただけだったんですが」 このボールがボールパーソンの女の子に当たり、女の子が15分以上にわたって涙を流したことなどが理由で、加藤選手ペアは失格となりました。 「あの後、審判とスーパーバイザーが私のところにきて『ボールを当てた相手が男の子なら問題はなかったと思うんだけど』と言ったんです。女の子が15分以上も泣きじゃくっていたので決断しないといけなかった、とも説明しました。『女の子が5分くらいで泣き止んでいれば、それでもよかったし、ボールが足とか腕にあたっていればよかったんだけど。首だったから難しかった』とも言われました」 加藤選手はその後、ミックスダブルスでの出場は許可され、優勝。ボールを当てたボールパーソンの女の子にもおわびのプレゼントを渡してツーショットの写真をSNSに投稿し、世界中のファンから温かいメッセージが送られました。 しかし、今回、「クレイ」のインタビューで加藤選手が明らかにした審判とスーパーバイザーの言葉について、海外のテニスファンからは非難の声があがっています。