「キビオルはザネに対して苦戦していた」

バイエルン戦で出番なしに終わった冨安。（C）Getty Images

“起用なし”が物議を醸している。 　冨安健洋を擁するアーセナルは４月９日に行なわれたチャンピオンズリーグ（CL）の準々決勝・第１レグで、バイエルンとホームで対戦。２－２のドローに終わった。 【動画】アーセナル陣営が激怒した、バイエルン戦のノーPKシーン 　この一戦で、ミケル・アルテタ監督は左SBに冨安やオレクサンドル・ジンチェンコではなくCBが本職のヤクブ・キビオルを起用する。 　だが、レロイ・ザネにバイエルンの２点目となったPK献上に繋がる独走ドリブルを許すなど精彩を欠き、ハーフタイムにジンチェンコと交代。日本代表DFには出場機会が巡ってこなかった。 　アーセナルの専門サイト『ARSENAL INSIDER』は「ジャーナリストのジェームズ・マクニコラス氏は、ベンチにはより優れた左SBのオプションが２人いるのに、なぜキビオルが先発したのか疑問を呈した」と綴り、記者のコメントを紹介している。 「キビオルが左サイドバックでプレーしたのにとても驚いた。これまで彼がうまくやってきたのは知っているが、マンチェスター・シティ戦では少し苦戦した。おそらくそのポジションで最高レベルには、まで達していないのを示していると思う」 　同記者は「私ならトミヤスを先発させていただろう。トミヤスが完全にコンディションが整っていないとしか思えない。そうでなければ、彼がプレーしないのは理解できない」と主張している。 「特に早い段階から、キビオルがザネに対して苦戦していたのを見たからね」 　もし万全な状態なら、冨安を使わないのは考えられないという意見だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部