「江戸時代のファストフード」にぎりずし再現 静岡・清水でイベント、市民ら味わう
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザで1日、江戸時代のにぎりずしを再現し、市民らが味わうイベントがあった。酒かすで作った赤酢と呼ばれる酢が使われ、おにぎりほどの大きさがあるコハダのにぎりずしが先着100人に配られ、訪れた人は珍しそうに食べていた。 同日の「全国すしの日」にちなんだイベント。ドリプラが主催し、ミツカン食酢エキスパートの赤野裕文さんと愛知淑徳大教授の日比野光敏さんがステージに上がり、すしの歴史などについて語った。日比野さんは「すしは江戸時代にはファストフードだった。2個、3個でおなかが満たされた」などと話した。 日比野さんらによると、現代の回転ずしのにぎりずしは20グラム程度だが、江戸時代のにぎりずしは50グラム程度もあったという。
静岡新聞社