【バレー】バレーボール男子、日本戦以外の準々決勝、結果とコメント パリ五輪
パリ五輪男子バレーボール、準々決勝。日本戦以外の各試合の結果とコメントをお届けする。(FIVBのインタビューより)
第1試合 ポーランドがスロベニアのシュテルンを抑え込む
スロベニア1-3ポーランド(20-25、26-24、19-25、20-25) ポーランドのクレク、レオンが落ち着いてスパイクにサーブにと得点を重ねるが、スロベニアはシュテルンをなかなか生かせない。スロベニアの主将ウルナウトが後衛の守備で懸命にチームを支える。スロベニアはシュテルンをモジッチに替えると、レオンを2連続ブロックなど盛り返す場面もあったが、どのセットも前半のリードを取り返せない。ポーランドはレオンの5本のエースをはじめ、チームで12本のサーブで有利に立ち、さらにOHフォルナルがスパイク、ブロック、サーブと要所で脇を締め、スロベニアに付け入る隙を与えなかった。 ●ポーランド、Sヤヌス:正直に言うと、今まであまり準決勝について考えたり、話さないようにしていたんだ。でも長い年月をかけてやっとそこまでたどり着けたことは、本当に素晴らしいことだ。この調子で数日後には、(準決勝にも勝って)金メダルに向けて試合できるといいですね。
第3試合 大声援が後押し、開催国フランスが大逆転
フランス3-2ドイツ(18-25、26-28、25-20、25-21、15-13) 第1セット中盤からフランスのエラーとドイツのスパイクで、ドイツが最大7点リードして、先取する。次のセットは逆に中盤からフランスがリードするが、20点までにドイツが追いつく。ヌガぺトのフェイントでセットポイントを取るも、ドイツもクイックで切り返し、グロゼルのエースで2セット取る。3セット目に入り、フランスの若手OPフォールが入ると流れが変わる。シネニエゼがブロックで止め、ドイツのカリチェクのキレが落ちてくる。返す球も中途半端になり、サーブミスやネットタッチもなどドイツの勢いが衰える。両チームともサーブのミスが続き、どちらもサーブで押していく形が作れない。Sブリザールがブロック、2本目を直接打つなどチャンスをつかみ、4セット目を取り、ファイナルへ。ヌガぺトとクレベノが安定している他に、ここでもフォールがスパイク、エースと流れを作る。ヌガぺトが強打や左手のフェイントで点を取り、15-13。フランスがイタリアに続き、2セットダウンからの大逆転勝利を収めた。 ●フランス、Sブリザール:今日はドイツがとても良かった。ゲームに必死でついていって、点が開かないようにしました。ネーションズリーグでコーチから「ゲームに勝ちたいならタイブレークに強くならないといけない、それを前向きにとらえるように」と言われていました。実際、5セットの試合も多かったので、考え方が少し変わって、5セット目に入った時に相手よりもいい感じでいたと思います。出だしがうまくいったし、ベンチメンバーが助けてくれてありがたかった。これが僕たちの強みでもあります。