つねになんとなく肌が赤い…【赤ぐすみタイプ】対処法を解説!
赤ぐすみ、茶ぐすみ、青ぐすみ、黄ぐすみ。くすみのタイプによって原因と対処法は変わってくる!今回は「赤ぐすみ」タイプの対処法を解説! 〈画像で見る〉くすみにアプローチする「スキンケアコスメ」イッキ見 友利新先生 皮膚科・内科医 医師という立場から、美しく生きるための啓蒙活動をTV、雑誌、SNSで展開。自身のYouTubeチャンネルも大好評!
思い込み【1】乾燥すると赤みが増す気がするので、とにかくコスメを塗り重ねてます
【正しい撃退マニュアル】スキンケアのやりすぎは厳禁。赤みが加速することもあります。 「確かに保湿は大事ですよ。でも赤みが出やすい肌はちょっとしたことが刺激になりやすいんです。シートマスクも、強い成分のものを長くのせておくと肌に刺激になることがあります。血管由来の赤ぐすみに対応するインナーケアなどをうまく活用しましょう」
思い込み【2】刺激をなるべく少なくしたいから、朝の洗顔はスキップ
【正しい撃退マニュアル】肌に残っている皮脂汚れなどが酸化するとダメージ要因に! 「睡眠中に出た皮脂や汗、古い角層、そして夜に塗ったスキンケアをそのまま残しておくと、酸化してダメージを引き起こすこともあります。こうした刺激が赤みの原因になるので、朝はちゃんと洗顔料を使って顔を洗うべき。乾燥が気になるなら、肌に優しい処方の洗顔料を使ってみては?」
思い込み【3】炎症による赤みは保湿しておけば問題なし
【正しい撃退マニュアル】人によっては皮脂のコントロールも必要です! 「頬は乾燥してカサカサだけど、Tゾーンは皮脂が多くテカる。こういう人は皮脂負けして鼻まわりを中心に赤みが出がちなんです。顔全体で同じケアをするのではなく、保湿重視ゾーンと皮脂対策ゾーンで分けてお手入れすべきです」
思い込み【4】赤みがあるから敏感肌ケアしています
【正しい撃退マニュアル】それも正しいけれど、大人肌なら慢性炎症ケアも視野に 「肌の奥底でじわじわと進んでいる慢性炎症により、肌機能がバランスをくずして赤みが出ていることもあるんです。敏感肌ケアしていてもどうも赤みが晴れないという人は、慢性炎症が進んでいる可能性もあるので、対応できるコスメをチェック」
思い込み【5】小鼻の赤みは隠すしかないと思う!
【正しい撃退マニュアル】どうしても気になる人は、クリニックでレーザー治療も可能! 「毛細血管が浮き出て目立つ鼻の下や小鼻などは、表情の変化によってよく動く部位なのでファンデやコンシーラーでは隠しきれないことがほとんど。そもそも人体の構造的にも赤みが出やすいところなのですが、レーザー照射などの治療で目立たなくすることはできます。ただし毛細血管が再生すればまた赤みは出てきてしまうので、継続して施術を受ける必要があります」
思い込み【6】日中も乾燥しないように、保湿スプレーでケアしています
【正しい撃退マニュアル】それもいいけど、常在菌ケアで土台から健やかな肌を育てて 「常在菌のバランスがくずれていると肌も不安定になりがちなんです。ちょっとした刺激で赤みが出てしまったりするので、対症療法としての保湿も大事だけど、常在菌ケアでゆらぎにくい肌をつくるのが、長い目で見ると赤みの根本対策になる」 撮影/nara ヘアメイク/鈴木京子 スタイリング/槇佳菜絵 イラスト/チバアヤカ 取材・文/穴沢玲子 構成/大木光 Edited by 大木 光
VOCE