「ウェブスキミング」全国初の立件 音楽グループ公式サイトに不正アクセスしクレカ情報入手 埼玉の無職男を逮捕 京都府警
音楽グループの公式サイトに不正アクセスし、「ウェブスキミング」と呼ばれる手口で客のクレジットカードの情報を入手したとして、埼玉県の無職の男が逮捕されました。 ウェブスキミングで立件されるのは全国初とみられます。 不正指令電磁的記録供用などの疑いで逮捕されたのは、埼玉県に住む無職の大熊翔容疑者(26)です。 大熊容疑者は去年10月から11月、音楽グループの公式ショップサイトに不正にアクセスし、クレジット決済の画面を改ざんするプログラムを埋め込んで、京都府内の3人の客が入力したカード情報を不正に入手した疑いがもたれています。 情報の入手後は、改ざんされた画面がすぐに正規のものに切り替わる仕組みになっていました。 警察によりますと、こうした手口は「ウェブスキミング」と呼ばれるもので、ウェブスキミングが立件されたのは全国初とみられるということです。 警察の調べに対し大熊容疑者は「興味本位で不正プログラムを設置した」などと容疑を認めているということです。 大熊容疑者は東京都内の大学に爆破予告のファクスを送ったとして、警視庁に8月に威力業務妨害容疑で逮捕、起訴されています。
ABCテレビ