県議会議員の鈴木健太氏 来年春の県知事選挙への立候補を正式に表明 「日本一持続可能な県にする」
ABS秋田放送
県議会議員の鈴木健太氏が、来年春の県知事選挙に立候補する意向を正式に表明しました。 現職の佐竹知事は、来年4月の任期満了で退任する意向を示していて、県知事選挙への立候補を正式に表明したのは、鈴木氏が初めてです。 この先、出馬に向けた動きが本格化する見通しです。 自民党の県議会議員で、神戸市出身の鈴木健太氏49歳は、京都大学を卒業したあと、陸上自衛隊に入って任務にあたり、18年前に妻のふるさと秋田市に移住、その後、司法書士になりました。 2015年の県議会議員選挙の秋田市選挙区で初当選し、3期目のいまは、県議会の副議長を務めています。 鈴木氏は、15日、来年春の県知事選挙に無所属で立候補する意向を正式に表明しました。 鈴木健太氏 「政策の大きな方向性としては、秋田を日本一持続可能な県にする」 「この持続可能性という秋田の強みを、しっかりと県民の豊かさに変えていく。関連産業を育成して、地球に優しいこの秋田県という、ブランドをしっかりと確立して、若い世代のみなさんに、選んでもらえるような秋田県をこれから作っていく」 鈴木氏は、重点政策に人口減少対策を掲げ、転出が転入を上回る社会減をいまの3000人前後から1000人台にまで減らすことを目指すと訴えました。 鈴木氏 「人口減少対策、これは諦めません。短期的集中的にまず、秋田の強みであるこの住環境、教育環境、治安の良さ、そうしたものをしっかりと生かせる、最もそれが響く、秋田から出て行って、いま都会で子育てをしている秋田出身の子育て世帯の、Aターン促進。これを、集中的に取り組みたいと思っています」 県知事選挙への立候補を正式に表明したのは、鈴木氏が初めてです。 鈴木氏は、今月26日に県議会議員を辞職することにしています。 県知事選挙には、秋田市出身で沖縄の卓球チームの運営会社を経営している早川周作氏と、副知事の猿田和三氏も出馬を前向きに検討しています。
現職の佐竹知事は、来年4月の任期満了で退任する意向を示しています。 県議会最大会派の自民党内で支援する候補が分かれるのではないかという声もあり、対応が一本化されるかどうかも焦点の一つです。 県知事選挙は、来年3月20日に告示され、4月6日に投票が行われます。