指揮官一問一答 ヤクルト・高津臣吾監督、奥川恭伸の本拠地995日ぶり白星に「こうやってちょっとずつでも前進していければ」
(セ・リーグ、ヤクルト6-1阪神、10回戦、阪神6勝4敗、29日、神宮)ヤクルトは連敗を4で止め、中日と同率の5位に浮上した。先発の奥川恭伸投手(23)が5回2安打1失点。右肘痛の影響で緊急降板した2022年3月29日の巨人戦以来の神宮登板で、21年10月8日の阪神戦以来、995日ぶりとなる本拠地での勝利投手となった。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。 【写真】本塁打を放った村上宗隆を笑顔で迎える奥川恭伸 ――奥川が3年ぶりの本拠地白星 「内容はともかく結果がついてきたというのは、先日の京セラ(今季初勝利)もそうですが、非常によかった。こうやってちょっとずつでも前進していければ、これまでの時間が正解だったという答えを自分が今出してる途中なのでね、よかったと思います」 ――制球に苦しむ場面も 「この前戸田で投げたときとか、戸田のブルペンで投げている球とか、良いかなと思った。やっぱりゲームに入るといろんな感情のコントロールもしなきゃいけないし、ボールのコントロールももちろん、そういうところはまだまだこれからなのかなと」 ――1失点でまとめた 「厳しいところで一踏ん張りできた。ここ、何とか頑張れっていうところもありましたけど、そこでしっかり投げ切ったというところが1失点につながってるんじゃないかなと」 ――降板の目安 「ちょっとバテてきたかなっていう風には思いました。最初から制球が乱れるところはあったけど、その乱れ方というのが後半になって少し違う変化に見えたので、あそこでいいかなと」 ――連敗が止まった 「よかったね。2連戦になり、きょう勝つのと負けるのとでは、すごく明日にかかるプレッシャーというか、そういう緊張とプレッシャーを感じながらグラウンドには立っていると思うので、明日これでまた元気にグラウンドに立てるかなと。これ以上ズルズルいったらちょっと厳しくなるので、止められてよかった」 ――一回の攻撃が大きかった 「安打2本で3点取ったわけなので、ムネ(村上)の内野ゴロであったり、サンタナの犠飛であったり、非常に大きかった。(宮本)丈のライトオーバーは非常に大きかった。よく四球を生かした攻撃ができたんじゃないかなと」