「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」を来年6月再開~愛知県豊橋市と田原市が舞台
実行委が記者会見
愛知県の田原、豊橋の2市を舞台に昨年初開催された「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」の2025年開催に向け、実行委員会は1日、記者会見を豊橋市駅前大通1の「ムサシイノベーションラボクルー」で開いた。【岸侑輝】 スイム1・9㌔、バイク90・1㌔、ラン21・1㌔の113・1㌔(70・3マイル)を一人でこなす鉄人レース。フルディスタンスのレースほどではないが、世界的な注目度は高い。 開催予定日は25年6月6日~8日。6日に大会を開き、7~8日に子どもたちの体験会「アイアンキッズ」や、アイアンマンを体験しやすい3人でのリレー形式のレースを開催するという。 具体的なコースは沿道住民の合意を得るため、今後の調整後に地域に認めてもらった後で発表するとした。エントリー開始はコース確定後となる。
地域との一体感が熟成された大会目指す
実行委員長は石黒功氏、大会会長は山下政良田原市長、会長代行は浅井由崇豊橋市長、大会副会長は神野吾郎氏、副会長代行は大塚浩史氏が務める。 石黒委員長は第1回大会について、コース沿道の負担が大きかったことや、地域の魅力発信が十分ではなかったことを反省点として挙げ、「25年大会では地域の意見を聞き、市民から認められ、応援され、地域との一体感が熟成された大会の開催を目指す」とした。 大会後に田原市内20校区などを回って意見を聞いたという。「絶対に迷惑をかけないということは不可能だと思うが、できるだけ地域の皆さんに迷惑をかけないよう情報共有、発信をしていく」と語った。 沿道負担の主な理由となった交通規制について、コースを決める上で主要な道路を完全に封鎖しない、袋小路を作らない形で考えているという。バイクのコースに豊橋市内も組み込む形で規制時間を短くし、前回大会の7時間半から4時間半程度に短縮する想定だとした。 前大会は昨年6月10日に開催。発表から本番まで半年しかなく、周知が遅れたため出場選手は計画の1320人を大きく下回る761人にとどまった。しかし、沿線ボランティアの応援やもてなしなどが高く評価され、選手へのアンケートでは92・26%が「満足」と答えるなど、世界平均の84・37%を大きく上回った。
東愛知新聞社