「福岡でも神戸でも…身近で起きて怖い」 女性刺した疑いで逮捕の49歳女、調べに黙秘
神戸市中央区の市営地下鉄三宮駅の改札口付近で18日午後、70代の女性が刺された事件で、兵庫県警は同日、殺人未遂の疑いで住所、職業不詳の山本裕子容疑者(49)を現行犯逮捕した。県警の調べに黙秘しているという。 【写真】女性が刺された現場付近を調べる捜査員ら 事件は18日午後0時25分ごろに発生。駅員の男性から「女の人が刺された可能性がある」と110番があった。兵庫県警や神戸市消防局によると、70代女性は包丁で背中2カ所を刺されて救急搬送されたが、意識はあるという。 逮捕容疑は18日午後0時25分ごろ、三宮駅の改札口付近で、女性の背中2カ所を包丁で刺し、殺害しようとしたとしている。 県警によると、「包丁を振り回している」との目撃情報を受け、警察官が現場に到着した際、山本容疑者は刃渡り約17センチの包丁を持っていた。被害女性と面識はなかったとみられ、県警が詳しい経緯を調べている。 現場付近には規制線が張られ、一時騒然とした。神戸市西区の主婦の女性(72)は「福岡で刺された事件もあったし、身近なところで起きて、とても怖い」と青ざめた表情で話した。