高くても400万円くらい? MT専用グレード「シビックRS」の価格を勝手に予想してみた!
1月12日から14日に幕張メッセで開催された東京オートサロン2024。自動車メーカーが様々な新情報を明らかにするなか、ホンダもシビックRSを世界初公開した。現在開発中とのことで明らかになっている部分がかなり少ないが、どんなクルマになりそうかこのタイミングで勝手に予想してみる。 【関連写真】グリルに装着されていたRSエンブレム
RS=ロードセーリング
現行シビックがデビューしたのは2021年。11代目に当たるFLシビックは、同年9月にまずベースモデルが登場。翌2022年7月にはe:HEVが、そして同年9月にはタイプRが発売された。 ベースモデルの日本市場への展開が始まってから2年以上が経過した2024年1月、新たなグレードとしてRSが出ることが明らかになった。6速MT専用グレードとなるRSは現在開発が進められている最中で、2024年秋の発売を目指しているという。 ご存じのとおり、ホンダのRSはロードセーリングの略。RSはベースグレードよりもスポーティさは引き上げられているが、タイプRのようにサーキットでの走行も視野に入れたものではなく、どちらかと言えば一般道を気持ちよく走るためのグレードだ。 先日の東京オートサロン2024(TAS)でプロトタイプが公開されたシビックRSもサーキット志向ではない。会場では「クルマはレースをやらなくては良くならない」というキャッチコピーの下に配置されていたが、スーパー耐久シリーズなどで開発したパーツなどがシビックRSに投入されるということはないとのことだ。
エンジンのスペックはそのままか?
現行FL型シビックのコンセプトは「爽快シビック」で、軽快な走りが持ち味だ。また、すでに6速MTはガソリンモデルに設定されているが、走りやシフトチェンジの気持ちよさをさらに引き上げたモデルとなる。 現状では「ガソリンエンジン+6速MT」というパワートレインとなることくらいしか明らかになっていないが、現在展開されている他モデルのRSを参考にどのようなクルマになるか予想していきたい。 TASの現場では、エンジンについては特に明らかになったことはなかった。 いま日本市場においてRSが設定されているのはN-ONEとフィットで、この2車種のエンジンスペックは他のグレードと変わらない。シビックも他モデルと同様の手法で仕立てるとするなら、RSもEX/LXと同じ1.5L直列4気筒ターボのL15C(182PS/24.5kgf・m)を搭載することになると予想できる。 一方で、それにRSのシンボルのひとつとなる6速MTについては、TASで現行シビックのガソリンモデルでは標準グレードのLXなどよりも「進化したものが装備される」という証言が得られている。 その進化について具体的な情報はなかったが、フィットのe:HEV RSではステアリング裏にパドル型の減速セレクターが追加されており、標準グレードにはない装備の採用は十分にありうる。日常生活のなかでもMTの楽しさを感じられるようにするとなると、タイプRで採用されているレブマッチシステムがインストールされる可能性もありそうだ。 パワートレイン以外で手を入れることが明言されているのは、スポーツグレードでは定番の領域となる足周り。これはタイプRのようにサーキット走行に対応するものではなく、生活道路での乗り心地の良さは確保したうえで、ワインディングを気持ちよく流せる程度になるという。 ちなみに公開されたプロトタイプのタイヤは前後ともに235/40 R18で、タイプR以外のグレードと同じサイズとされていた。
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