奨学金だまし取ろうとした疑いで大学院生逮捕 指導教員の名前で推薦状偽造
東京都内の公益財団法人から奨学金をだまし取ろうとしたなどとして、京都市に住む大学院生の男(37)が逮捕されました。 京都市の大学院生、齊藤浩一容疑者(37)は、去年5月下旬、自らの指導教員の名前を使って推薦状を偽造し、都内の公益財団に郵送して奨学金をだまし取ろうとした、詐欺未遂と有印公文書偽造・同行使の疑いがもたれています。 今年5月に大学側が文書の点検をした際に偽造が分かり、刑事告発していました。 警察によりますと、齊藤容疑者は虚偽の推薦状に「研究に対してとても意欲的な学生であり、それは他の学生と比較してずば抜けたものがあります」などと記入していて、提出を受けた大学側が見抜けずに学長の公印を押印していたということです。齊藤容疑者はこの推薦状を財団法人に郵送して奨学金申請をしていましたが、その後の選考で漏れ、奨学金は支給されませんでした。 齊藤容疑者は警察の調べに対し「その件については言いたくありません」と認否を保留しているということです。警察は余罪についても調べる方針です。
ABCテレビ