「第4種」第一四十瀬踏切を廃止 水島臨鉄、全国で事故相次ぎ決定
水島臨海鉄道(岡山県倉敷市水島東栄町)は31日をもって同市四十瀬の「第一四十瀬踏切」を廃止する。警報機や遮断機のない「第4種踏切」で、全国各地で事故が発生していることから撤去する。これで臨鉄の第4種踏切は全てなくなる。 第一四十瀬踏切は球場前駅の東約150メートルの市道に位置し、幅約1メートル。自動車は通行不可で、歩行者や二輪車が利用する。31日午前中に踏切周辺にフェンスを設置する対応を取り、設置終了とともにこの場所での横断はできなくなる。撤去作業は後日行う予定。 臨鉄は「今後は近隣の踏切を利用するよう理解と協力をお願いしたい」としている。 第4種踏切を巡っては、2018年9月に福山市のJR福塩線で横断中の小学生が列車にはねられて亡くなるなど、遮断機と警報機のある「第1種踏切」に比べて事故の発生頻度が高い傾向にある。