下関好相性の毒島誠と馬場貴也が大暴れ/ボートレース下関・海響王決定戦事前情報
展望
ボートレース下関ではGI「開設70周年記念 海響王決定戦」が11日に開幕する。2025年最初のGIを制して、年初めからはずみをつけたいところ。なお、70周年を記念して、今回から「海響王決定戦」に名称をリニューアル。誰が初代海響王になるのかも注目だ。 【写真あり】出場予選選手の一覧はこちら 主役としては24年の賞金レースの上位者である馬場貴也、毒島誠、峰竜太がトップスリーを形成。中でも馬場は67回大会で優勝しており、「地元のびわこと同じくらい下関は好き」と豪語するほど相性はピカイチ。毒島も17年のチャレンジカップでVと得意のナイターで大暴れが期待される。峰も64回大会の覇者で、水面相性も問題ない。
水面・モーター
当地の競走水面は消波装置で四方を囲まれており、非常に穏やか。干満の差はあるものの、満潮時でもインが利く水面だ。過去半年(5月~)のイン1着率は56.5%、2連対率は75.1%にも上る。インを無視しての舟券作戦はお勧めできない。エンジンは24年3月に降ろして相場はほぼ固まっている。エース機として君臨しているのが11、66号機の2基だ。11号機は5月に杉山正樹がセット交換で激変させて優勝。その後もパワフルな動きを見せている。66号機はセット交換なしのいわゆる純正モーターでこちらは伸びが強力に仕上がる。その他では17、20、48、49、69号機に注目だ。 エース白井英治は不在となったが、地元勢はもう一人のエース寺田祥を筆頭に、原田篤志、大峯豊、海野康志郎、柳生泰二、佐々木完太、島川海輝の7人態勢で牙城を守る。その中でも期待されるのが寺田だ。当地周年は56、59回大会でV歴があり、20年8月のメモリアルでは地元SG初優勝、準完全Vをやってのけた。寡黙な男が静かに闘志を燃やす。 遠征勢で注目したいのが上條暢嵩だ。前回大会の覇者でもあり、当地では19年4月のダイヤモンドカップ、23年9月のヤングダービーで優勝。上條が保持するGIタイトルはすべて当地であり、水面相性は抜群だ。
マクール