【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】マイヨ・ベルデ着用のファンアールトが今大会2勝目/第7ステージ
山岳賞 1 シルヴァン・モニケ(ベルギー/ロット・デスティニー)16 Pts 2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)15 Pts 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)11 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 27h 49' 36'' 2 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 03'' 3 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 06''
チーム総合順位 1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 83h 23' 27'' 2 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 05' 08' 3 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 05' 25''
敢闘賞 216 シャビエル・イササ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)
リタイア 94 アンドレアス・クロン(デンマーク/ロット・デスティニー) 132 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)
8月24日(土) 第8ステージ ウベダ > カソルラ 159 km(中級山岳) 大会3度目の上りフィニッシュは飛びっきりの激勾配 蛇行し続ける道の終わりには、飛びっきりの激勾配が待っている。大会開幕から1週間。3度目の上りフィニッシュが、刺激的なマイヨ・ロホ争いを演出してくれるはずだ。 道が険しさを増すのは、折り返し地点を過ぎてから。スタート直後はオリーブ畑の間を黙々と突き進み、そこからカソルラ山脈自然公園にも足を踏み入れるが、あくまで道はなだらかなまま。100kmほど走ってようやく、プロトンは山にぶち当たる。 まずは2級山岳ミラドール・デ・ラス・パロマス(登坂距離7.3km、平均勾配5.7%)で足慣らし。山頂のミラドール=展望台で見事なパノラマを堪能したら、ダウンヒルは集中してかかるべし。延々25kmほども続く長い下りの序盤には、ヘアピンカーブが連続で登場するし、なにより途中は、最終山岳の登坂路と一部重複している。 残り40km前後で、フィニッシュ手前2.5kmほどの地点を通過した後、そのまま下って大きく一周回。最後は下った道を逆走する形で、最終3級山岳シエラ・デ・カソルラへと挑みかかる。 全長4.8kmの山道は、登坂口でいきなり差が生まれるかもしれない。全体の平均勾配は7.1%に過ぎないが、序盤1kmだけなら平均勾配17.3%と爆発的。20%ゾーンも待ち受ける。一旦勾配は3%台に緩むものの、山道の半ばで再び10%台に跳ね上がる。 さて、プロトンが「下り」で下見したのはこの近辺まで。また2015年にも同地で区間が争われたが、実は今回は、9年前よりもさらに1.5km先までよじ上る。つまり恐ろしき勝負地は誰にとっても未知の場所。……フィニッシュラインまで700m以上にもわたり、延々13%超が続くのだ。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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