「気持ちの伝わってくる良い試合。暑そうでしたけど」白熱の町田vs.横浜に森保監督が賛辞! キューウェル解任による変化はどう見る?
町田の主催史上最多4万6401人が来場!
7月20日に開催されたJ1第24節で、12位の横浜F・マリノスは、首位のFC町田ゼルビアと国立競技場で対戦。4日前にハリー・キューウェル監督を解任し、ヘッドコーチのジョン・ハッチンソンが暫定的に指揮を執るなか、2-1で接戦を制した。 【画像】マリノス戦士が大集結!慕われていたキューウェル前監督 スコアを動かしたのは、エウベルが下田北斗のハンドを誘い、PKを獲得した33分。アンデルソン・ロペスがきっちりと成功させた。絶対エースのリーグ戦13点目で勢いに乗ると、さらに43分に加藤蓮のクロスから天野純が追加点を挙げた。 後半は黒田剛監督が率いるホームチームの反撃に遭い、85分にミッチェル・デュークに1点を返される。しかし、かなり蒸し暑い中でも集中力を最後まで切らさず、リードを粘り強く守り抜いた。 この日は日本代表の森保一監督が視察に訪れており、試合後に取材に対応。町田の主催史上最多4万6401人が来場した、白熱の国立決戦の感想を伝えた。 「すごく良い試合だったと思います。両者ともまずは現在の立ち位置から、この試合をモノしようと、勝利しようとする、すごく気持ちの伝わってくる良い試合でした。最後まで両者とも勝利にこだわって、激しいバトルもありながらエキサイティングな試合で、観客、サポーターの皆さんがすごく楽しめる試合になったのかなと。ただ、暑そうでしたけど(笑)」 森保監督は、マリノスの監督交代にも言及。変化を問われ、こう答えた。 「前半は少し様子を見ながら試合を進めていたのかなと。監督が変わって、もちろん監督の色も加わったかなと思いますけど、マリノスのチームコンセプトの戦術部分は基本的には踏襲されてきているのかなと思いました。そのなかで、選手たちが監督交代があった危機感というか、今後への意気込みが変わったところが、よりアグレッシブな攻撃・守備に繋がっていたのかなとは思いました」 欧州組が大半を占める森保ジャパン。新たにワールドカップ最終予選のメンバー入りを果たす、J戦士は現われるだろうか。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)