シナー、マイアミOP4強一番乗り「本当にうれしいよ」<男子テニス>
マイアミ・オープン
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は27日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク60位のT・マハーチ(チェコ)を6-4,6-2のストレートで破り、2年連続3度目のベスト4進出を果たした。 【アルカラス、シナー、メドベージェフらマイアミOP組合せ】 2021年と昨年の同大会では決勝で敗れ準優勝に終わっているシナー。今大会は念願の初タイトルをかけ出場している。今大会は初戦の2回戦で世界ランク148位のA・ババソリ(イタリア)、3回戦で第25シードのT・フリークスポール(オランダ)、4回戦で同66位のC・オコネル(オーストラリア)を下し8強入りを決めた。 この試合、シナーはファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得するなどマハーチのブレークを1度に抑えた。リターンゲームではマハーチのセカンドサービスからチャンスを掴み、11度のブレークポイントを創出。そのうち4度ブレークに成功して1時間31分で勝利した。 初の顔合わせとなったこの日、シナーは試合後にどのように試合に臨めばいいかわからなかったと明かした。 「今日は何を期待していいのかわからなかった。初対戦の試合は、どんな戦術が通用するのか、しないのか、少し考えている。準決勝でまたプレーできることになって本当にうれしいよ。彼(マハーチ)は、このスポーツをプレーする上で信じられないほどの才能を持っていると思う。彼は肉体的にも速く、とても調子がいいと思う」 準決勝では第3シードのD・メドベージェフと第22シードのN・ジャリー(チリ)のどちらかと対戦する。