センバツ2023 組み合わせ抽選 報徳VS健大高崎(群馬)第6日/社VS海星(長崎)第3日 /兵庫
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社であった。報徳学園は大会第6日の第1試合(23日午前9時開始)で健大高崎(群馬)と、社は第3日の第1試合(20日午前9時開始)で海星(長崎)と対戦することが決まった。健大高崎はエースを中心とした守備、海星は足を絡めた攻撃が特徴。県勢の両主将は「まずは1勝を」と意気込みを語った。大会は18日に西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【大野航太郎、喜田奈那】 ◆報徳、つないで勝つ VS健大高崎(群馬)第6日 報徳学園は堀柊那主将(2年)がくじを引き、2年ぶり6回目の出場となる健大高崎との対戦が決まった。堀主将は「試合までの期間でしっかり研究する。報徳らしいつなぎの野球をしたい」と意気込んだ。 大角健二監督は対戦相手について「バランスが取れた良いチーム。特に攻撃は手本になることがたくさんある」と評価。試合に向けて「3、4番打者が機能すれば点が取れる。勉強させてもらいながら、自分たちのプレーをしたい」と決意を述べた。 ◇12年春ベスト4に 健大高崎 1968(昭和43)年創立の私立校。2001年に前身の「群馬女子短期大学付属高校」から「高崎健康福祉大学高崎高校」に名称が変わり、男女共学となった。部活動が盛んで、硬式野球、サッカー、陸上、ソフトテニスなどが強化指定部になっている。 硬式野球部は01年創部。11年夏に甲子園初出場を果たすと、翌12年春のセンバツで4強に進んだ。14年夏から3季連続で甲子園に出場し、2季連続で8強入りした。17年春のセンバツでは8強に入った。21年春のセンバツも初戦を突破した。 硬式野球部OBには、長坂拳弥(阪神)、柘植世那(西武)、湯浅大(巨人)らがいる。 ◆社、一勝でも多く VS海星(長崎)第3日 社は隈翼主将(2年)が緊張した面持ちでくじを引き、番号札を読み上げた。7年ぶり6回目の出場となる海星との対戦が決まり、隈主将は「どこのチームにも負けない気持ちでやってきた。一つでも多く勝てるように頑張りたい」と気を引き締めた。 山本巧監督は対戦相手について「練習試合の経験もないので、時間をかけて確認したい」と述べた。大会に向けて「試合運びを順序立てて臨みたい。第1試合で朝露の降りた甲子園の空気を吸い込み、選手たちを普段のペースに導きたい」と語った。 ◇春5、夏19回出場 海星 フランス人の宣教師ジャック・バルツ神父が1892年に長崎市に創立したカトリック系私立中高一貫校。2006年、男子校から男女共学になり、普通科で796人(22年11月末時点)が学んでいる。校訓は「神愛・人間愛」。 野球部は1915年創部。甲子園には春5回、夏19回出場。16年春は8強入り。22年夏の甲子園では夏としては4強入りした76年以来、46年ぶりに2勝を挙げた。 卒業生には阪神の平田勝男ヘッドコーチや、元ヤクルト投手の「サッシー」こと酒井圭一さん、元西武で内野手だった永江恭平さん、日本ハムの江越大賀選手らがいる。 〔神戸版〕