F1全チーム合同カラーリング発表イベントの入場券は、僅か45分で完売! ”転売ヤー”からの購入を控えるよう警告も
2025年にシリーズ創立75周年を迎えるF1は、2月18日にイギリス・ロンドンで、全チーム合同での新カラーリング発表会が行なわれる。このイベントには一般のファンも参加できることになっており、その入場券が11月15日(金)に発売開始されると、わずか45分で完売してしまったという。主催者側は、チケットを購入できなかったファンに対し、いわゆる”転売ヤー”から買うことを控えるよう、異例の警告を出している。 【動画】アイルトン・セナの”愛機”マクラーレン・ホンダMP4/5Bがインテルラゴスを駆ける。ドライバーはハミルトン F1では例年、各チームがそれぞれ独自に、新シーズン向けのニューマシンとそのカラーリングを発表してきた。しかしF1創設75周年となる2025年は、全チーム合同のカラーリング発表会がイギリス・ロンドンの02アリーナで2月18日に開催されることが決まっている。 このイベントではマシンのカラーリングが発表されるだけでなく、新シーズンを戦う20人のドライバーと各チームの代表も一同に会する、まさに前例のないイベントだ。 このイベントの入場券が、15日(金)の朝から販売された。すると僅か45分で完売。価格は58ポンド~113ポンド(11000円~22000円)と、F1関連イベントとしては比較的低めに抑えられていたこともあって、購入をためらう人が少なかったということも、この売れ行きの背景にあったようだ。ファンの中には、チケットの販売が開始される数時間前から販売サイトにアクセスし、その時を待っていた人もいたようだ。 しかしチケットが完売した直後から、このイベントのチケットが転売サイトに並び始めることになった。中には1000ポンド(約19万5000円)という超高額な価格がつけられていたものもあった。 motorsport.comの調べによれば、この転売に関してはF1とO2アリーナが調査を行なった結果、実際には存在しない席のチケットも販売されていることが確認されたようだ。そのため、F1は以下のように声明を発表し、転売サイトで入場券を購入しないよう、ファンに対して警告している。 「O2アリーナでのシーズン開幕イベントのチケットが、非公式の転売サイトに出品されていることを認識している」 そう声明では語られている。 「これは販売規約に違反しており、非公式の再販プラットフォームで購入したチケットは、入場に有効ではない」 「O2アリーナと協力して、いくつかのリストが不正であることも確認した。ファンの皆様には、公式の再販サイトを通じてのみ、チケットを購入するようお勧めする」 最近のイベントは、人気によって価格が変動するダイナミック・プライシングを導入することが多い。しかしこの発表イベント『F175』はダイナミック・プライシングを採用していないため、第三者を通じて高額でチケットを転売するのは違法ではない。ただF1とO2アリーナが今回のような姿勢を取ったことで、”転売ヤー”の活動は制限されることになるだろう。
Mark Mann-Bryans