「はたらく車」に夢中 バス・白バイ・高所作業車など大集合 慶進高生が企画・準備【宇部】
慶進高(待水清信校長)主催の「C-UBE(キューブ)inはたらく車コレクション」が16日、常盤公園の東駐車場で開かれた。宇部市ときわ公園にぎわい創出事業として、同校グローバルコースの2年生55人が「総合的な探究の時間」の授業で取り組んだもの。家族連れなど2243人が来場し、多彩な車両に歓声を上げた。 子どもたちに乗り物に親しみ、親子で楽しんでもらうことが目的。出展事業所などとの交渉などは、西村和美(なごみ)さん、西田茉央さん、本間凛さん、谷口芽彩(めい)さんの4人が中心になって進めた。この日は38人の生徒がスタッフとして参加した。 会場には市交通局の路線バス、宇部警察署の白バイとパトカー、大型輸送車、宇部郵便局の郵便バイクと郵便車、中国電力ネットワーク宇部ネットワークセンターの大型高所作業車、日本自動車連盟(JAF)山口支部のシートベルトコンビンサーなど、9団体・事業所の車両が並んだ。 子どもたちはお目当ての車に乗り、出展元の職員から乗り物を使った業務の説明を受けるなどして仕事への理解も深めた。 生徒たちは紙コップや割り箸、ペットボトルのキャップなどを利用するオリジナルカー、車の塗り絵を使ったお面を作るワークショップのコーナーを設けた。 本間さんは「子どもたちに夢を与えられるイベントにしたいとの思いで準備を進めてきた。うまくいくか不安もあったが、多くの人が来てくれてうれしい」と充実感をにじませた。 大田千楓(ちはや)さん(西岐波小3年)は「車が好きなので参加した。自衛隊の車や教習車に乗った。他にも乗ってみたい」と喜んでいた。