【オジサン、それ短足に見えるよ】怪奇!! 休日になると さらに足が短くなるSDガンダム中年に気をつけろ!
無頓着なロールアップは、悪手ならぬ悪足!?
作業服(ワークウェア)としての起源を持ちますが、今ではアメリカのみならずここ日本でも国民服として親しまれるデニム。 即退場!あなたの近くにいる若作り丸出しジーンズのダサオジ。
小学生の頃はスポーツメーカーの服を着ていれば満足できましたが、思春期に突入し、ファッションに興味を持ち始めた入り口がジーンズだった読者も多いことでしょう。
休日の街を眺めているととりわけデニムパンツやジーンズに限らず、パンツをロールアップしている割合がやけに多いような気がして、どこか少し違和感を覚えました。
もちろん、ロエベのフィッシャーマンジーンズ(2015年登場)や、クリストファー・ネメスの立体裁断七分丈パンツ(90年代後半)みたいに意図あるロールアップは別件ですが、ただただ裾上げをサボった折り返しが巷に溢れていて、それが若者ならまだしも、健康診断C~D判定の中年太りオジになると、もうそれはSDガンダム状態。
平日はスーツでカチッとしたクールな印象なのに、なぜ休日になると短足が目立ってしまうのでしょうか? その最たる原因は、サービスの一環として店員さんがしっかりと裾上げまで丁寧にフィニッシュしてくれるスーツと異なり、カジュアルは購入者の意思に委ねられているためなのでは。 実際、セレクトショップなど店舗のお直し対応は、ほとんどが業務委託の場合につき、腹を割って話すと大きな儲けには繋がらないのです……。無論、スーツやジャケット、スラックスなど、お直し前提の商品に関してはマストですが、店舗側のメリットはピックアップ時、また店舗に訪れてくれることくらいでしょうか。 そもそもパンツ自体、Tシャツ同様“ちんちくりん(≠つんつるてん)”にならないように着丈・裾丈がやや長めに取られているので、例え日本人の平均身長170cmをクリアしていたとしても、Mサイズが当然ジャストになるわけではありません。
仮に、速水もこみちや安室ちゃんのような8頭身のモデル体系で、裾上げを経験したことがないのであればエピソードにもなりますが、あくまでもそんなのは稀。 裾上げを頼むことは決して恥ずかしい行為じゃありませんし、逆にそこを疎かにして醜態を晒すほうがはっきり言って惨めです! 身長にコンプレックスがある場合、ちょっぴり恥ずかしい気持ちとなるのも痛いほどわかりますが、『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』よろしく、裾がダボダボのまま日常を過ごしているほうが毒であり、精神的な蓄積ダメージも大きいはず。