世田谷一家殺害から24年 「同じトレーナー見つけて」捜査1課長
東京都世田谷区で2000年に会社員宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件は、未解決のまま間もなく24年となる。警視庁成城署特別捜査本部は10日、現場に遺留された衣服のレプリカや新たに作成したポスターを公開し、情報提供を呼びかけた。 捜査本部によると、現場の住宅では10カ所以上から犯人のものとみられる血痕が検出され、犯人は血液型がA型の男性とみられている。また、ジャンパーやトレーナー、ヒップバッグなどが残されていた。 トレーナーは販売期間が00年8~12月と短く、販売枚数は130着で、都内では10着しか売られていなかった。うち9着は購入者が分かっていない。佐藤雅一・捜査1課長は「当時の写真やホームビデオを見て、同じトレーナーを着ている人がいるなど情報があれば寄せてほしい」と呼びかけた。情報は同署捜査本部(03・3482・3829)へ。(遠藤美波)
朝日新聞社