史上最高のSF映画は…? 一度は見たい空想科学映画の名作(4)史上最高級の傑作! 名匠が描く崇高な超大作
夜空を見上げると、美しい月や星が輝いている。手が届きそうなのに、多くの人がその場所に行くことはないと諦めている。しかし、子どもの頃に想像した世界に連れて行ってくれるのが映画だ。今回は、現実には起こりえないが、もしかすると宇宙の先には想像を超えた世界があるのではないかと思わせるSF映画を紹介する。今回は第4回。
『インターステラー』
監督:クリストファー・ノーラン 脚本:クリストファー・ノーラン 出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン、マット・デイモン、マイケル・ケイン 【作品内容】 舞台は近未来の地球。気候変動により世界的な飢饉が流行し、人類の滅亡が迫っていた。そんな中、地球を守るミッションに選ばれたのは、幼い子どもを持つ元エンジニアの男。はたして彼は人類の存亡をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか? 【注目ポイント】 本作は、『インセプション』で知られる名匠・クリストファー・ノーラン監督の9作目の映画作品。主演はマシュー・マコノヒーで、制作総指揮には、なんとノーベル物理学賞を受賞した物理学者・キップ・ソーンが名を連ねている。 物理学者が関わっていることからも分かる通り、本作最大の特徴は、現代物理学の知見がふんだんに盛り込まれている点だろう。重力場や相対性理論といったトピックは頭が痛くなるが、本作ではこれらの理論が崇高で美麗なイメージに昇華されている。 そして本作は、普遍的な「愛」をめぐる物語である。地球を遠く離れたクーパーたちにとって、愛こそが地球との唯一のよすがであり、ミッション成功の鍵なのである。アン・ハサウェイ演じるアメリアのセリフのように。 「愛だけが次元と時間と空間を超える手助けをしてくれる。もし理解できないとしてもわたしたちは愛を信頼しなくてはならない」
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