【NFL】AFC南地区で最下位から首位を目指すタイタンズQBレビス、「何が必要かは分かっている」
個人としてもチームとしても成長を目指す中で、レビスには自分が先発であることを自覚しながらすべてのオフシーズンプログラムを進めるという利点がある。それにより、レビスは3番手として過ごしていた新人時代よりも多くの練習に参加し、異なるマインドセットを持つことができるはずだ。
「1年間、経験を積んだ上で、先発として春やOTA(チーム合同練習)を過ごして、困難に立ち向かってきたことは、自分にとって重要だったと思う。チャンスを待ち続けてシーズン途中に飛び込んだ去年とは対照的だ」と話したレビスは「フルでオフシーズンを過ごして、今後はトレーニングキャンプにフル参加する。活動を始めて、選手としてもリーダーとしても成長することに、本当にワクワクしている」と続けている。
タイタンズは若手のシグナルコーラーを中心としたオフェンスの強化にも力を入れている。すでにワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスを擁していたタイタンズは、フリーエージェント(FA)でカルビン・リドリーとタイラー・ボイドを獲得してWR陣を補強。新たに加入したベテランランニングバック(RB)のトニー・ポラードがデリック・ヘンリーの退団に伴ってあいた穴を埋め、新人オフェンシブタックル(OT)J.C.レイサムがラインを強化するなど、タイタンズのオフェンスはトレーニングキャンプに向けて比較的良い状態にあるようだ。
そしてもちろん、レビスは新ヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンの指導を受けることになる。キャラハンHCはシンシナティ・ベンガルズの攻撃コーディネーター(OC)を務めていたときにジョー・バロウをトップレベルのQBに育て上げた人物だ。
タイタンズがそれらの変化によって、AFC南地区でワーストから首位に上り詰める最新のチームになるかどうかはまだ分からない。チームがトレーニングキャンプに集合する現地23日(火)から、その目標に向けた準備の次のステップが始まる。