「motorola edge 50 pro」発表、新AI機能で新たなユーザーつかむ
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、新型Androidスマートフォン「motorola edge 50」を発表した。7月12日に発売される。公式ECなどでSIMフリー版が発売されるほか「motorola edge 50s pro」がソフトバンクから発売される。MVNOではIIJmioが取り扱う。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■ AI機能を全面に押し出し 発表の場には、モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長の仲田正一氏が登壇。ユーザー第一主義を掲げて「製品」「ソフトウェア体験」「戦略的パートナーシップ」「ブランド」「B2B」を戦略の5本柱と銘打つ。 今回発表された、motorola edge 50 proは「製品」の柱を担う。「スマートフォンはただの電話するだけの機械ではなく、非常に大切なツール」として、テクノロジーとライフスタイルの融合が重要で、モトローラとして「ライフスタイルテック」と名付けている。 AIについても開発を続けており、今回の新製品でのユニークな機能としては、撮影した写真などをもとに壁紙を生成する機能を搭載した。気に入った服を壁紙にするという発想で、日常生活を楽しむ機能として提供する。衣服以外にも撮影した写真・画像などから壁紙を生成できる。カメラ撮影では、白飛びや手ブレの防止などでAIを活用しているという。 このほかにも、特定のアプリの通知をオフにして仕事とプライベートを切り替えることをサポートする機能も備えられている。おサイフケータイにも対応するほか、マイナンバーカード搭載も対応に向けて動く。 ■ 国内外で大きく成長 モトローラの事業は堅調に推移しており、2023年度の国内における出荷台数は前年比で135%増。SIMフリー市場では第3位の位置に着けている。検索ボリュームとしても前年比55%増と知名度のうえでも徐々に浸透しつつある。 仲田氏は「さまざまな市場のニーズをとらえられる製品を提供できた」とその要因について見解を示した。同社では「moto g」シリーズのほか、「edge」シリーズ、「razr」シリーズを投入しており、キャリアモデルとしても端末を供給していることから、それらも伸びにつながったとする。2024年度もすでにmoto gシリーズが好調ともいい、今回の新機種にも期待感を示した。 グローバルでも、拠点を置く北米で第3位、中南米地域では第2位のシェアと地位を固めており、そのほかの地域でも出荷台数を伸ばしている。 仲田氏は「今年度、事業を飛躍的に進化させるために『motorola edge』シリーズで新たなユーザーの獲得に務める」と、さらなるシェア拡大への熱意を示す。今回の新製品は、MNOではソフトバンクから、MVNOではIIJmioから独占的に発売される。公式ECなどでSIMフリーモデルも発売される予定。
ケータイ Watch,北川 研斗