【阪神・平田2軍監督語録】21年退団左腕に「実家がいいとこのトンカツ屋」春季Cは「マグマ大使に」
阪神・平田勝男2軍監督(65)が9日、新人合同自主トレを視察し、ドラフト2位・今朝丸(報徳学園)の英才教育プランを掲げた。2軍キャンプスタートが決定的な金の卵の育成について「スカウト、フロントとしっかり話し合いながらやっていく」と説明。故障しない体作りを優先させる方針を示した。 以下、平田2軍監督と一問一答。 ――新人を視察して 「(育成2位の)嶋村君かな。元気があって、ビデオもチェックしたけど、なかなかね、アグレッシブで。ちょうど、明治大の先輩が高知商業には多いからさ。OB会長が大学の一つ上で、“嶋村を頼むわ”って言われてね。嶋村も“自分も言われました”って言ってて。そういう縁でさ。しょっちゅう(電話が)かかってくんねん」 ――1、2軍の合同紅白戦はやる予定か 「まだ今度、21日が人選になると思うけど。そこでまだ1軍、2軍っていう振り分けっていう感じじゃないね。そこは具志川組、宜野座組っていう呼び方になると。それはね。(紅白戦は)それはまだ、21日のコーチの会議でないとね。そういう話はしてないね」 ――具志川組にはドラフト1位・伊原、2位・今朝丸も 「いやいや、まだ決定じゃないでしょ。伊原が2軍スタートとか、そういうのはまだ俺ら正式には聞いてない。正式には21日だよ。その辺はまだ(藤川)監督と話は昨日(8日)の時点ではしてないし、21日にコーチ会議で、正式に調整具合とかでっていう形になると思う」 ――紅白戦は具志川組にとってもモチベーションに 「紅白戦だけじゃなく、ほら、1軍っちゅうか宜野座組のオープン戦でも、もう去年もすぐ藤田が呼ばれたりだとか。そういう一緒の沖縄でやってるっていう、利点は凄くたくさんあるんでね。全然いいよね。ちょっと今調子いいから、これ推薦して、この試合使ってみてくださいよ、とも言えるし。そこはどんどん、どんどん監督とコミュニケーションを取っていって。今調子いい選手とかは、2月の練習試合とか、そういうのでも推薦もできるかなとは思ってますけどね」 ――新人選手も紅白戦、対外試合がアピールの機会に 「そら、独立リーグや社会人を出てる、今朝丸以外はみんな、そういう選手たちばっかりだから。もう、アピールしたくて、ウズウズしてる選手たちばっかりでしょ」 ――逆に高校生の今朝丸にはどういうアプローチを 「いやいやいや、アプローチも何も、まずはやっぱりスカウトの人たちとしっかりね。フロントと、これは、プランを立ててっていうことになると思うしね。故障しない体づくりだとか、いろんなことでそういう段階があると思うんでね。その辺だけはしっかり。みんな高校生(の育成は)ね、経験あるんで。それはもうしっかりと話し合いをしながら、スカウトと、フロントとやっていきますよ」 ――平田監督も4度目の2軍監督。2月が近づいてきて、若い力からエネルギーをもらえる 「もうマグマが!もう君たちと違ってさ、ここ(体内)にマグマが、グーっと、こうね、マグマ大使になるよ!知らんやろな、マグマ大使なんて誰も!え、知らんやろ!今、マグマがさ。ふつふつふつふつね、いつ爆発するのか。爆発しちゃ困るけど(笑い)。もう、そういう、なんちゅうの、もうふつふつふつふつ。マグマ大使、(記事に)使ってくれよ!」 ――前回監督時は湯浅、最初の06年は上園がブレークした 「各年に思い入れがあるよ。今入ってきた選手もそうだけど、苦しんでる西純矢とか森木とかも含めて、この辺もしっかり1軍の戦力としてやっていかなきゃいけないだろうし。今日は(鳴尾浜に)石井(将希=21年退団)が来てくれてたから“トンカツ屋、どうしたんだ”言うたんや。あれ、実家が凄くいいとこのトンカツ屋の息子だよ。エイジェックで頑張ってんでしょ。そうやってね、北條でも社会人で頑張ってるし。藤浪と一緒にキャッチボールしたっていう記事見るとさ、やっぱりうれしいやん。そういう選手たちも思い入れがありますよ」 ――鳴尾浜から大物に移転する1年目 「尼崎は、俺の時は浜田球場だったから、尼崎には縁があんねん」