ヤクルトは単独最下位 勝負どころで2度の併殺打 高津臣吾監督「外野まで打球が飛ばない」
(セ・リーグ、ヤクルト3―4巨人、7回戦、巨人4勝3敗、11日、神宮)ヤクルトは巨人に2連敗して単独最下位となった。エースの小川を立てて敗れた高津臣吾監督(55)は、勝負どころで、2度併殺打に倒れた打線のつながりの悪さを嘆いた。 【写真】一回に内野安打を放つも負傷するヤクルト・塩見。担架に乗せられ退場した 「(走者が)得点圏に行くと、なかなか外野まで打球が飛ばない。うまくダブルプレーに打ち取られている」 2点を追う七回1死一、三塁で代打・青木が二ゴロ併殺打。2-4の九回は無死一、三塁で中村が三ゴロ併殺打に終わり、1点を返すのがやっとだった。一回に塩見が負傷交代した打線は決定力を欠いた。 戸郷、菅野と相手のエース格が先発する中、史上最年少での通算200本塁打に王手をかける村上が2試合で計6打数無安打など、リーグトップのチーム打率を誇る打線が沈黙。指揮官は「この2戦に関しては中軸がしっかり抑えられている。そこが点を取れそうで取れない要因の一つ」と課題を口にし、奮起を求めた。(武田千怜)