ブラックストーン、1-3月は利益が予想上回る-クレジット部門好調
(ブルームバーグ): 世界最大のオルタナティブ資産運用会社、米ブラックストーンの1-3月(第1四半期)決算では、一部リテールファンドやクレジット部門で手数料収入が増加した。一方、保有資産の売却ペースは減速した。
18日の発表資料によれば、分配可能利益は前年同期比1%増の12億7000万ドル(約1960億円)。1株当たりで98セントとなった。1株利益は、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均を2セント上回った。
プライベートエクイティ(PE、未公開株)や不動産の売却ペースは減速した。金利上昇で借り入れコストが増える中、買い手側は様子見を続けている。
ジョン・グレイ社長はインタビューで、資産の売却ペースが加速するには、市場が「さらに回復」する必要があると語った。
運用資産額は前年同期比7.1%増の1兆600億ドル。
手数料収入は12%増。クレジット・保険部門は資金流入の伸びが全部門の中で最大となった。それにより、同部門の手数料収入は25%増と大きく伸びた。「クレジット分野には強い勢いがある」とグレイ社長は述べた。
原題:Blackstone Credit and Retail Lines Drive Narrow Profit Beat (2)(抜粋)
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Dawn Lim