中国への23年直接投資、8%減 外資の慎重姿勢が鮮明に
【北京共同】中国商務省は19日、世界からの2023年の対中直接投資額が前年比8.0%減の1兆1339億元(約23兆6千億円)だったと発表した。不動産不況による中国経済の先行き不透明感などから、外資系企業が中国への投資に慎重になっていることが鮮明になった。 習近平指導部は新型コロナウイルス収束を受け、世界から投資を呼び込んで経済を活性化させることを狙ったが、思惑が外れた。 24年の中国経済は減速するとの見方が多く、対中投資の低迷が続けば成長力のさらなる低下につながりそうだ。 業種別ではサービス業が13.4%の大幅なマイナスとなり、製造業は1.8%減だった。