市民の台所「べっぷ駅市場」半世紀を経てリニューアル 2つの区画を整備 大分・別府市
大分県別府市で半世紀以上にわたり、市民の台所として親しまれてきた「べっぷ駅市場」がリニューアルされることになりました。計画の全容や未来に向けた思いとは。 【写真を見る】市民の台所「べっぷ駅市場」半世紀を経てリニューアル 2つの区画を整備 大分・別府市 (JR九州ビルマネジメント・星川正考さん)「中はこんな感じですね。天井はつぎはぎ状態で雨漏りもかなり起きている」 JR別府駅の高架下にある「べっぷ駅市場」。1966年に開業した昔ながらの商店街です。老朽化や空き店舗の増加によりリニューアルされることになり、1日から建て替え工事が始まりました。 (JR九州ビルマネジメント・城戸晴菜さん)「これまでも市民の台所として地域の方に愛されていた場所なので、今の駅市場の魅力を将来につなげたい」 リニューアルでは2つの区画に生まれ変わります。「いつものお店」をコンセプトに鮮魚店や生花店などが並ぶ「本通り」。「新通り」には飲食店のほか、広場が設けられ、緑あふれる空間を作り出します。 現在営業している9店舗は工事に伴い、隣の区画に一時移動して販売を続けています。50年以上通っているというこちらの女性は。 (常連客)「なくてはならないところ。市場というのは私たちの時代には思い出が多いし、人と人のやり取りがあるからそれが一番うれしい」 当初はおよそ40店舗が立ち並び、活気にあふれていたという「べっぷ駅市場」。開業時から生花店を営む松田さんは「リニューアルがにぎわいを取り戻すきっかけになれば」と期待を込めます。 (松田生花店・松田謙二さん)「お盆とか正月は人がすごかった。そういう風になりたいなという気持ちはある。まだがんばらないかんな」 (JR九州ビルマネジメント・城戸晴菜さん)「今の魅力を引き継ぎつつ地元の方が使っている生活の一部を体験できる場所なので、そこに魅力を感じて観光客も楽しめる施設になれば」 メインエリアの「本通り」は2025年の秋、「新通り」は2026年夏の開業を目指しています。
大分放送