メドベデフが2セットダウンから大逆転勝利で3回戦へ。深夜3時40分にまで及ぶ死闘に「この一戦は確実に僕の記憶に残る」[全豪オープン]【テニス】
メドベデフ、深夜に及ぶ激闘を制して3回戦へ
1月18日、「全豪オープン」男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのダニール・メドベデフ(世界ランク3位)はエミル・ルースブオリ(フィンランド/同53位)を3-6、6-7(1)、6-4、7-6(1)、6-0と2セットダウンから大逆転勝利を収めて6年連続で3回戦進出。試合時間は4時間23分の激闘だった。 【動画】メドベデフが深夜に及ぶ激闘を制して3回戦進出 マッチハイライト 2021年全米オープン以来となるグランドスラム制覇を狙う27歳のメドベデフ。2021年、22年と2度決勝進出を果たしている全豪オープンに8年連続8度目の出場となった。 2回戦では過去に2度対戦し1セットも失っていないルースブオリが相手。だが、この日の試合ではメドベデフの土俵であるロングラリーでルースブオリが対応する。第1セットは序盤のビハインドを挽回することができずに3-6で失うと、第2セットもタイブレークで5連続ポイントを許すなど6-7(1)で落として崖っぷちに。 しかし、第3セットを6-4で取り返したメドベデフはいら立ちからラケットを投げる場面がありながらも7-6(1)で第4セットを奪取。最後は疲れから運動量が落ちたルースブオリを突き放して6ゲームを連取し、大逆転勝利を手にした。 午後11時過ぎに始まった試合は、4時間23分の大熱戦を経て、深夜3時40分に終了。全豪オープンで3番目に遅い終了時間に、メドベデフも「この一戦は確実に僕の記憶に残るだろう」と苦笑。「(会場に)残ってくれてありがとう。もし僕がファンでここに来ていたなら、夜中の1時に『よし、帰ろう。試合はテレビで見よう』となるよ」と最後まで試合を見届けた観客にも感謝の言葉を述べた。 タフマッチを制したメドベデフは、3回戦で第27シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同30位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部
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