「PR記事?」核心つかない松本人志の“インタビュアー記者”に非難の嵐
松本人志がついに沈黙を破った――。 週刊文春の記事をめぐり裁判を取り下げたあと、ようやく自らの口で心境を語ったのは会見ではなく“一記者”にのみ語る形式だった。 【画像】やばい…松本人志「ミニスカ美女との乱痴気不倫飲み会写真」を独占入手! ヤフーニュースに公開されたインタビュー記事のタイトルは『松本人志が語る今の思い。そして見据える今後』。聞き手は、元デイリースポーツの記者で芸能レポーターである井上公造氏が率いる『KOZOクリエイターズ』所属の中西正男氏だ。 ◆吉本興業の芸人を多くインタビューしている中西氏 記事を見れば、松本と向かい合う中西氏の写真が掲載されている。 しかし内容は松本が“語りたいことのみ”が掲載されており、復帰のカギとなる、女性との関係などについては触れられていない。 お詫びの言葉はあったが、あとは給料が減ってショックを受けた、“ダウンタウンチャンネル”を始める、などの話が中心だった。 「中西さんが書いた過去のヤフーのインタビュー記事を見てみると大半が吉本興業所属の芸人。中西氏は関西在住ですが、毎週のように東京に行き吉本興業にお願いして芸人をセッティングしてもらってインタビューをする。吉本にとっても中西氏は非常に重要なパートナーということ。週刊誌のインタビューだと編集権がないため、信用できる中西氏に記事を書いてもらっているのでしょう」(ワイドショーデスク) フジテレビなどテレビ局が“説明なしの復帰はない”という方針を示しているため、今回の記事での発信に至った可能性もあるだろう。 中西氏のXでも松本の記事を紹介しているが、一般ユーザーから 《一人語りを文字起こししただけでは》 《ただのPR記事じゃないですか?お金もらってます?》 《ジャーナリストではなくただのインタビュワー》 と中西氏への厳しい声が多数上がっている。 また、一般人だけでなく、著名人からも批判の声が上がっている。 ◆ジャーナリストでないことを意味している ヤフーのエキスパートを務めるジャーナリストの松谷創一郎氏は、 《この記事はひとり語り形式にしてあり、あえてインタビュアーがツッコミを入れない仕様です。それはこのインタビュアーがジャーナリストではないことを意味していますし、おそらく本人もその自覚はあるはずです》 とチクリとやれば、コラムニストで映画評論家の町山智浩氏は 《女性たちに対する扱いが問題なのに、それについてはお詫びなし。インタビュアーが質問するべきだったのでは?》 と取材方法に疑問をていしている。 またライターの田幸和歌子氏も中西氏の発言や質問が一切ないことに対して 《会見を一度もしていない「渦中の方」が対象者であることから強烈な違和感を覚えた》 とXで書き込むと中西氏本人が 《だったらあなたがおやりになればよかったのでは》 などと反論している。 「中西氏はXで批判されると、知らないユーザーにも直接反論してくるタイプです。しかし今回は批判の数が多すぎて対応しきれないのでしょう。彼は芸能レポーターの事務所に所属していますが、絶対に芸能レポーターと名乗らず“記者”という肩書にこだわっていて、そのように表記して紹介しています。ただ、記者というプライドがあるのであれば、もっと突っ込んで質問してもよかったのでは」(テレビ局スタッフ) 松本は言いたいことを世間にアピールできただろう。だが、“記者”としての評価を下げた中西氏は、とんだとばっちりだったかもしれない――。
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