ミストラルAIが6億ユーロ調達、エヌビディアやサムスン電子が出資
(ブルームバーグ): パリを本拠とする人工知能(AI)の新興企業ミストラルAIは、ベンチャーキャピタルから6億ユーロ(約1010億円)を調達。これにより、ここ1年足らずで調達資金は合計10億ユーロを超えた。
ミストラルの11日発表によれば、今回の資金調達ラウンドでの出資は、ベンチャーキャピタルのゼネラル・カタリストが主導。前回の資金調達ラウンドで出資したアンドリーセン・ホロウィッツやライトスピード・ベンチャー・パートナーズなども参加した。このほか、エヌビディアやサムスン電子、シスコシステムズ、IBMといった企業も出資した。
ミストラルはオープンソースのAIモデルをリリースしており、オープンAIやメタ・プラットフォームズといったテクノロジー企業と競合している。今年に入ってからは、米マイクロソフトと「戦略的パートナーシップ」を締結。ミストラルの最新のAIモデルをマイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」顧客が利用できるようになる。
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原題:Mistral AI Raises €600 Million From Nvidia, Samsung and VCs(抜粋)
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Mark Bergen