ヒロセがデジタル技術で業務最適化の取り組み本格始動。3D山留作図システムなど開発
重仮設大手のヒロセは6日、デジタル技術であらゆる業務を最適化する取り組み「ヒロセ建設DX」を本格的に始動したと発表した。社内業務を一気通貫で効率化するプラットフォームと、BIM/CIMの原則適用に対応する3D山留作図システム「重仮設BIM/CIM」を開発。建設業界で働き方改革の推進や生産性の向上が喫緊の課題となる中、新たな付加価値を提供していく。 同社では、一昨年にデジタル改革を専門とするDX推進本部を新設。デジタルの力で業務処理時間のムダ・ムラ・ムリを7割削減し、それらによって生まれた時間で創造的な活動や課題解決を実行するビジョンを掲げる。コーポレートサイトにはDXの専用ページを立ち上げ、建設DXに対する考え方や取り組みの詳細などを広く発信している。 一連の取り組みでは、既存の業務プロセスを迅速かつ抜本的に見直すとともに、すべての業務を効率的にデータでつなげるシステムの開発に着手。2025年の完成を目指し、段階的にリリースしていく。 業務システムの基盤となる物件管理フォームでは、顧客の本設とヒロセの重仮設、それぞれのBIM/CIMを連携することで重仮設の設計/施工を緻密に管理し、急な計画変更などへ柔軟に対応する。