巨人・阿部監督、「思い入れのある背番号10…託すなら甲斐君しかいない」「現役時代、ソフトバンクに日本シリーズ8連敗しているんで」【一問一答】
ソフトバンクから巨人にFA移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、東京都内のホテルで開かれた入団会見に出席した。同じ捕手出身の阿部慎之助監督(45)も同席し、投手陣をさらに強くする司令塔としての役割を期待した。阿部監督と報道陣の主な一問一答は以下の通り。 ―甲斐入団の受け止め 率直に来ていただけたことに、本当にフロントの皆さんもそうですし、僕自身もうれしい気持ちとほっとした気持ちがありましたね。 ―獲得交渉の場での甲斐の印象 まだその時点では多分、本人の中で決め切れてなかったんじゃないかなっていう印象を持ちましたし、結果的にこうやって来ていただけたんで、誠意を見せてよかったなって思います。 ―捕手目線での甲斐の評価 もちろん日本を代表する捕手ですし、うちにも捕手がいますけど、競争して切磋琢磨(せっさたくま)して、そうすることでチーム力が上がる。すごく刺激になる。 ―背番号10を託した思い 僕も思い入れのある背番号ですし、甲斐君しかいないなと。実現して本当にうれしく思います。 ―甲斐の長所 もちろん、いろんな経験もあるでしょうし。なんていっても、画面から見ても、投手と表情だけでも会話ができるような。よく女房役とかって言われるんですけど、まさしくそれができる捕手だなっていうのはすごく感じてました。もっと言うならば包容力があるというか。そこが僕は一番、彼がうちの選手にすごくいい影響を与えてくれるんじゃないかと期待しています。 ―阿部監督も現役時代は包容力あった? 僕はちょっと、鉄拳制裁とかするぐらいなんで(笑)。包容力があったかどうかは分からないんですけれども、甲斐君にはアメとムチを使って、そういうこともできるのではないかと期待しています。 ―甲斐獲得がチームの捕手陣に与える影響 うちも素晴らしい捕手がそろってますし、いろんな知恵を出し合えるっていう、それがすごくチームにとって素晴らしい強みになると思っているんで。 ―日本一を目指す上でも甲斐に期待がかかる 僕も現役時代ね、ソフトバンクに日本シリーズ8連敗しているんで。そこだけです。
中日スポーツ