「友達だけどライバル。ずっと比べられて、ずっと負けてきた」巨人23歳捕手、幼なじみのヤクルト・奥川に対抗心
巨人の山瀬慎之助捕手(23)が8日、ヤクルト・奥川と故郷に雄姿を届けることを誓った。石川・七尾市内で行われた能登半島地震などで被災した地域の子どもと交流する復興支援イベント「応援しよう能登!スポーツフェスタ」に奥川らと参加。星稜高3年時、夏の甲子園で山瀬と奥川のバッテリーで甲子園準優勝に輝いており、2人が1軍で躍動することを石川県民が待ち望む。石川・かほく市出身の山瀬は「2人が活躍する姿を見せられたら一番地元の方々に元気を与えられる。2人で頑張りたい」と決意を込めた。 球友を打ち砕くイメージもできている。奥川とは幼なじみで小学4年時から高校卒業まで9年間バッテリーを組んだ。「友達だけどライバル。ずっと比べられて、ずっと負けてきたけど、追いつけ追い越せとやってきた。負けたくない」と対抗心を燃やす。1軍での直接対決はまだないが、お互いに1軍にいれば対戦機会は増える。特徴はもちろん把握済みで「全部知っているので打てる。初球をレフトスタンドに」と放物線を架ける未来を思い描いた。今季は1軍出場2試合。岸田、大城卓、小林ら捕手陣の厚い層を打ち破り、来季こそ1軍の舞台で輝く。(宮内 孝太)
報知新聞社