YKKAP、タイのカーテンウォール最大手買収
YKKAPは22日、タイ最大手のカーテンウォールメーカーを買収したと発表した。生産能力は年18万平方メートルで、日本の大型物件への出荷実績も豊富という。同社のカーテンウォール製造拠点数は世界で4拠点となる。買収額、取得株式数は非公表。買収するのは、設計や販売、施工、メンテナンスを手掛けるYHSインターナショナル(本社・バンコク都)と、その製造会社であるサイアムメタル(本社・サムットサコーン県)で、株式取得により連結子会社化した。22年売上高はそれぞれ約41億円と約3億円。従業員数は各社今年10月時点で約200人。敷地面積は2万6089平方メートルで、タイ最大手として高い技術と実績を持つという。 YKKAPは今年4月にグローバルCW(カーテンウォール)本部を立ち上げ、製造・販売・技術が一体となった事業運営や新規市場の調査・検証に取り組むなど、カーテンウォール分野をてこ入れしている。タイは将来性のある市場として注視しているとする。今回の買収で、同社はカーテンウォール工場として日本・滑川製造所、中国・蘇州工場、カナダ・レイクショア工場に次ぐ第4の製造拠点を取得したことになる。