道の駅スワン44ねむろ入館400万人 仙台の夫婦に記念品
北海道の根室市観光開発公社が管理運営する「道の駅スワン44ねむろ」の入館者が13日、400万人に到達した。記念すべき400万人目の入館者は、宮城県仙台市から夫婦で北方領土を見に来た小坂幸一さん(72)で、「思い出に残る」と喜んだ。2000年4月のオープン以来、24年目の達成で、スワン44ねむろでは同日から4日間、謝恩事業を実施する。 小坂さんの妻輝美さん(74)が18日に誕生日を迎えるのも兼ねて、これまで来たことのない道東を訪問。北方領土という言葉はよく聞くものの、「自らの問題として捉えられない北方領土がどういう風に見えるか」と興味を抱き、根室を訪れた。 記念セレモニーでは駅長の石垣雅敏市長、根室市観光協会の岡野将光会長とくす玉を割った後、石垣市長から400万人目の入館証明書と花束、岡野会長から記念品、同公社の島野治人専務から花咲ガニラーメンと北海シマエビ煎餅、テナントの東光から花咲ガニが贈られた。 小坂さんはたまたま道の駅があるので寄ってみようと思い、節目の来館に「こういうタイミングはなかなかないので思い出に残る。うれしい」と話していた。 スワン44ねむろは、道内59番目の道の駅としてオープン。05年に100万人、11年に200万人、17年に300万人を達成している。同公社の島野専務は「次は500万人を早く達成できればと思う」と述べた。同駅は16日まで400万人達成記念事業として、1日20食限定でステーキランチを1200円、ソフトクリーム各種サイズを50円引きで販売。このほか、東光が冷凍甲羅盛りを1割引きで提供する。
釧路新聞