大谷とともに愛犬デコピンも米メディアから注目されている。(C)Getty Images

　ワールドシリーズを制したロサンゼルス・ドジャースが現地11月1日、ロサンゼルス内で優勝パレードを行なった。前回優勝の2020年はコロナ禍で優勝パレードが行なわなかったため、4年越しのパレードをひと目見ようと22万5000人が沿道を埋め尽くした。 【動画】大谷に抱かれて優勝パレードに参加したデコピン 　大谷翔平をはじめ、山本由伸ら選手を含むドジャース一行は、2階建てオープンバスに分乗して市内を巡り、ファンから大きな歓声を浴びている。パレード後に行なわれたドジャー・スタジアムでのセレモニーでは各選手がマイクを持って、スタジアムを埋め尽くした4万2000人のファンにメッセージ。 　大谷は、「This is so special moment for me. I’m so honored to be here and to be part of this team. Congratulations, Los Angeles. Thank you, fans. （僕にとって特別な瞬間だ。ここにいること、このチームの一員であることをとても光栄に思う。おめでとう、ロサンゼルス。ファンのみんな、ありがとう。）」と英語でスピーチ。チームメイトの「ヨシ」コールで最前列に出てきた山本は、「Thank you to Dodger fans（ドジャー・ファン、ありがとう）」と叫んだ。 　こうしたドジャースの優勝パレードとセレモニーを終え、米メディア『FanSided』は「優勝パレードのMVPは、大谷翔平の愛犬デコイだ」と伝えた。 「オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンら選手たちがトロフィーをドジャー・スタジアム持ち帰ったが、こうした選手たちよりも抜きん出た名前がひとつあった。ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズで投球もバットも振らなかったが、4本足で、毛がたっぷりと生えていて、最も可愛い顔をしたオオタニの愛犬でデコイだ」 　デコピンは2023年のMVPは発表時に大谷の側にいたことで一躍話題になった。現地8月28日には始球式に登場。マウンドからボールをくわえて捕手・大谷に向かって走り、無事にボールを届けて見せた。 「だからデコイもワールドシリーズ優勝の喜びを分かち合うのは当然だ」と同メディアが記事を締めたように、米メディアもデコピンに対して親愛の情を込めた。 構成●THE DIGEST編集部